いまバーボンがアツい!初心者が知りたいバーボンの3つの知識

2009年頃から居酒屋でハイボールを注文する人が急激に増えました。

低カロリーで、糖質やプリン体がほとんど含まれていないということもあり、世代を問わず人気のお酒です。

しかし今、10年以上続くそのハイボールブーム、またそこから火が付いたウイスキーブームで国産ウイスキーの原酒が不足しているということはご存知でしょうか。

国産ウイスキーが品薄の今、是非注目してほしいのがバーボンです。

ここでは、バーボンとはそもそも何か、初心者でも聞いたことがある銘柄の特徴などを紹介していきます。

知っておきたいバーボンの知識

バーボンの定義

バーボンはウイスキーの中でも比較的甘めで初心者でも飲みやすいと言われています。

そもそもバーボンの定義とは何なのか見ていきましょう。

世界には5大ウイスキーと呼ばれているウイスキーがあります。

スコットランド産のスコッチウイスキー、アイルランド産のアイリッシュウイスキー、カナダ産のカナディアンウイスキー、日本産のジャパニーズウイスキー、そしてアメリカ産のアメリカンウイスキーです。

そのアメリカンウイスキーの代名詞と言えるのがご紹介するバーボンです。

バーボンはアメリカのケンタッキー州バーボン郡で作られ始めたため、バーボンと呼ばれるようになりました。

  • 原料にトウモロコシを51%以上使用していること
  • アルコール度数80%以下で蒸留すること
  • 内側を焦がしたオーク樽の新樽で熟成させること
  • 樽詰め時のアルコール度数は62.5%以下であること

このようにバーボンの定義は細かく定められています。

その中でもバーボンの大きな特徴と言える原料と樽、熟成年数について詳しく見ていきましょう。

バーボンの原料

定義にもあるように主原料はトウモロコシです。

アメリカといえばトウモロコシがたくさん栽培されているイメージがありますが、当時のケンタッキー郡では18世紀後半頃からトウモロコシ栽培が盛んになりました。

そのトウモロコシを使ってウイスキー作りが始められるようになったのです。

スコッチやスコッチ由来のジャパニーズウイスキーは主に大麦を原料としています。

バーボンでも一部大麦を使用していますが、原料の半分以上がトウモロコシであることを定義としているので、原料の時点で大きな違いがあることが分かります。

バーボンを熟成する樽と年数の関係

定義でも説明したように、バーボンは内側を焦がしたオーク樽の新樽で熟成させて作ります。

対してスコッチの熟成樽には、ワインやシェリー酒、バーボンなど使用済みの古い樽を使うのが特徴なので、ここも大きな違いです。

中古の樽と新樽を比べると、新樽の方が熟成スピードが早いです。

それは熟成中にウイスキーに溶け出す樽の木の成分の量が関係しています。

中古樽は一度熟成に使用されているので、溶け出す樽の成分量が少なくなり、熟成に時間をかけなければなりません。

対して新樽は当然溶け出す成分量が多いため、短期間で熟成できるのです。

さて、スコッチには12年18年などと熟成年数が記載されているのですが、バーボンには必ずしも年数表記があるわけではありません。

実は熟成年数の表記がないのは、前述の熟成スピードが早いことに関係があります。

バーボンは熟成年数4年未満の銘柄については、熟成年数を表示するよう定めています。

つまり、4年以上熟成された銘柄は、熟成年数の表記はしなくても良いということです。

表示はありませんが、熟成期間4~8年がほとんどです。

ではなぜ年数表記をしないのかというと、他産地のウイスキーと比べて熟成年数が短いと、どうしても若く見られる、つまり質が劣ると思われてしまうからです。

熟成期間が長いほど上質とされ高価格になっていくウイスキー市場では、スコッチなど12年が基準となっているウイスキーに比べ、4~8年という年数表示はどうしても不利になってしまいます。

そこでバーボンでは、熟成年数の表示を義務付けないようになっていったのです。

また、はじめにお話した、国産ウイスキーの原酒不足もこの熟成年数が関係します。

国産ウイスキーはスコッチ由来で作られているため熟成年数は12年が一つの基準となっています。

何年も熟成しなければ市場に出せないため、急なブームに生産を追い付かせることができないのです。

いま、国内の各種メーカーはウイスキーの生産体制を増強しているところです。

価格が一気に高騰し、手が届きにくくなった銘柄を日常的に飲める日が待ち遠しいですね。

誰もが知っているバーボンの銘柄

上記のように作られたバーボン。

実はCMや居酒屋などで目にしているお酒にもバーボンはたくさんあります。

そんな有名銘柄の特徴をご紹介します。

ジムビーム

CMでもよく見るジムビーム。

香りは花やバニラ、キャラメル、そしてほのかな樽香と評されます。

味わいはまずバーボンらしい接着剤やエステリーが全面に出てきますが、その後やわらかな甘みに変わります。

キレの良い後味なので、ロックやハイボールがおすすめです。

ワイルドターキー

バーボン特有の濃いバニラの香りとエスリテリーさが際立ちます。

甘み、洋梨のような酸味、スパイシーさが味わいの特徴です。

後味に樽香もしっかり感じられる、まさにこれぞバーボンというウイスキーです。

飲み方はロック、またはハイボールが人気です。

メーカーズマーク

香りは穀物の香ばしさとバニラの濃厚な甘みが特徴です。

他のバーボンと比べると樽の香りは少し抑えられています。

味わいはとてもまろやかで、ストレートでもアルコールを強く感じることはありません。

ただ、バーボン特有のオーク樽の風味も残っています。

I.W.ハーパー

I.W.ハーパーはとても飲みやすい、初心者向けのバーボンです。

香りはまず蜂蜜のような甘さ、そしてバナナやバニラのような深い甘み、その後、穀物の香りがやってきます。

アルコール度数も40℃と低め。

アルコール感が強すぎないので、ウイスキーに苦手意識がある人にもおすすめです。

ロックはもちろん、ウイスキーカクテルでも美味しいです。

※エステリー……熟成による甘くふくよかな香り。

花系と言われる香りの強いウイスキーによく使われます。

このようにウイスキーには味わいや香りを表現する独特な言葉遣いがあります。

実際に飲みながら解説を読んで、その香りや味を探し出すのも楽しみ方の一つです。

まとめ

バーボンはウイスキー初心者の方でも飲みやすく、とてもおすすめのお酒です。

ちょっと知っていれば、よく行く居酒屋やバーでの銘柄チェックも楽しみになります。

銘柄も豊富にあるのでいろいろと試してみて、お気に入りの一本を是非見つけてください。

飲み方や合わせるおつまみなど、楽しみ方は無限大ですよ。